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【第一生命学資保険Mickey】現役FPがミッキーをシュミレーション

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第一生命学資保険「Mickey」の詳細とメリット・デメリット

第一生命が販売する「Mickey」は保障内容によって、3つのプランから選択できる貯蓄型の学資保険。

5年ごと配当、充実した特約保障といった2つのメリットに対して、返戻率の低さと保険料払い込み免除特約がついていないプランもあるという大きなデメリットもあります。

今回は第一生命Mickeyの2つの特徴、2つのメリットとデメリットと、おすすめのプラン設計までご紹介します。

第一生命学資保険Mickeyの2つの特徴と保障内容まとめ

第一生命Mickeyは、子どもの大学進学時にかかる莫大な教育費に備えることができる貯蓄型の学資保険。保障内容の異なる3つのプラン、2つの満期時期という2つの特徴があります。

1.保障内容の異なる3つのプラン

第一生命Mickeyには3つのプランがあります。

それぞれのプランはB1型、B2型、C型と呼ばれ、保険料払い込み免除保障と育英年金が付帯されるかどうかという保障の内容が異なります。以下が3プランの詳細です。

プラン名 B1型 B2型 C型
保険料払い込み免除保障 あり あり なし
育英年金 あり なし なし

【保険料払い込み免除保障】

「保険料払い込み免除保障」とは、契約者のための死亡保障です。契約者に万が一のことが起きたり、重度障害状態になったりした場合には、その後の保険料の支払いが免除される保障のことです。

保険料の支払は免除されますが、保障期間は満期まで続くので、子どもは将来教育資金を受け取ることができます。

保険料払い込み免除は、学資保険ならではの特約です。

【育英年金】

育英年金は、保障期間中に契約者に万が一のことが起きたり、高度障害状態になったりした場合、満期までの間、育英費用として年金を受け取ることができる制度のことです。育英年金保障もまた、契約者の死亡保障と言えるでしょう。

B1型が最も保障が充実したプランで、保障は充実していますが、返戻率は大きく下がります。

それに対して、返戻率が最も高いのは保障がついていないC型です。ニーズに合ったものを選ぶのが一番ですが、最もバランスがいいのは保険料払い込み免除保障がついて、返戻率も大きく下がらないB2型です。

Mickeyとこども応援団との違いは?

第一生命はMickeyのほかに、こども応援団という学資保険も販売しています。

Mickeyとこども応援団の違いもまた、保障内容。こども応援団は契約者の7大リスクに備えることができるので、Mickeyよりも充実した保障の学資保険です。

Mickeyとこども応援団の違いは以下の表のとおりです。

保障内容 所定のがん 急性心筋梗塞 脳卒中 所定の要介護状態 所定の身体障害状態 所定の高度障害状態 死亡
Mickey なし なし なし なし なし あり あり
こども応援団 あり あり あり あり あり あり あり

学資金・満期金の受け取り方、加入範囲年齢、保険料の払込期間などは、Mickeyもこども応援団も同じです。違うのは、保障内容だけ。こども応援団は、日本人に発生する確率が極めて高いがん、心筋梗塞、脳卒中を保障しています。

契約者に万が一のことが起きた場合のことを考えて、保障を充実させたい方はこども応援団を選ぶといいでしょう。しかし、保障が充実するということは返戻率が下がり、保険料が高くなるということ。そのことには注意しておきましょう。

2.18歳満期と22歳満期を選択することができる

Mickeyでは18歳満期と22歳満期の2種類からあなたに合ったものを選択することが可能です。

18歳満期は、高校入学時と大学進学時に備えるプラン。22歳満期は、大学進学時と大学でかかる費用に備えるプランです。

以下が18歳満期と22歳満期のプラン詳細です。

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18歳満期の場合

基準保険金額200万円のシュミレーション
学資金・満期金受け取り時期 15歳 18歳

満期

受け取り総額
受け取り額 100万円

(基準保険金額の50%)

200万円

(基準保険金額の100%)

300万円

18歳満期のプランは、高校入学時にかかる費用にも備えることができるプランです。

高校からは授業料や入学金がかかってきます。授業料、入学金に加えて、教材費、制服代なども合わせると高校初年度には50万円以上かかることもあります。大学進学時はもちろん、高校入学年にかかる費用を準備することができるのが18歳満期です。

22歳満期の場合

基準保険金額60万円のシュミレーション
学資金・満期金受け取り時期 18歳 19歳 20歳 21歳 22歳

満期

受け取り総額
受け取り額 60万円

(基準保険金額の100%)

60万円

(基準保険金額の100%)

 

60万円

(基準保険金額の100%)

 

60万円

(基準保険金額の100%)

 

60万円

(基準保険金額の100%)

 

300万円

22歳満期は、大学4年間にかかる費用に備えることができるプラン。大学では、毎年の授業料の支払いにも大きな費用がかかります。

国立大学では毎年50万円以上、私立大学では毎年80万円以上の授業料がかかります。授業料に加え、サークル活動費、仕送り、交際費、留学費用なども必要となってくるかもしれません。

お金のかかる大学4年間を余裕もって過ごせるようにしたのが、満期22歳のプラン。22歳満期のほうが、18歳満期よりは返戻率が高くなります。

第一生命Mickeyの保障内容まとめ

第一生命Mickeyの加入を考えている方は、必ず保障内容を確認しておきましょう。

公式サイトで確認するか、パンフレットを請求して確認することもできます。

しかし、第一生命Mickeyの公式サイトやパンフレットは少しわかりづらいです。そこで、今回は知っておくべき保障内容をわかりやすく表にまとめました。ぜひ、参考にしてください。

保障内容 詳細
満期 18歳もしくは22歳
学資金・満期金受け取り時期 【18歳満期】15歳(基準保険金額の50%)

18歳(基準保険金額の100%)

【22歳】18~22歳(基準保険金額の100%)

被保険者契約可能年齢範囲 0~10歳
出生前加入 出産予定日の140日前から契約可能
保険料払い込み免除特約 付帯可能
育英年金 付帯可能
死亡給付金 あり
医療保障 こども医のいちばんNEO
傷害保障 傷害特約D
保険料払い込み方法 ・口座振替

・団体を通じての払い込み

・送金

保険料払い込み回数 ・月払い

・半年払い

・年払い

契約者配当金 あり
据え置き 可能

 

第一生命学資保険Mickeyの2つのメリット

第一生命Mickeyには、主に2つのメリットがあります。

  1. それは5年ごと配当があること
  2. 学資保険にしては充実した保障特約を付帯できること

特に特約として付帯することができる医療保障と災害補償は注目です。

1.5年ごと配当付き

Mickeyには5年ごとに配当金が分配される可能性があります。

保険会社はあなたが支払った保険料を運営して収益を得ています。あらかじめ収益を見込んで運用しますが、経済状況によっては予想した額よりも多くの収益を受け取る可能性がありますよね。この時に出た剰余金が契約者に配当金として分配されます。

第一生命Mickeyでは5年ごとに予想収益と実際の決算が照らし合わされ、予想以上の利益を出せていれば、あなたに配当金が回ってくるのです。

配当金が付いている学資保険に加入するメリットは、インフレのリスクに対応できるということです。現在は、低金利時代のため配当金に期待することは全くできませんが、将来景気が良くなる可能性はありますよね。

例えば、満期金200万円の無配当学資保険に加入した場合

18年後も、今と同じような経済状況ならば、予定通り200万円で問題ありません。

しかし、18年後にインフレが起きたらどうなるでしょうか?現在200万円の価値のお金が180万円、150万円の価値になるかもしれません。つまり、予定通りの200万円では資金不足になります。無配当の学資保険の場合はインフレに対応することはできませんが、配当金がある学資保険ではインフレが起きたときに配当金を受けることができる可能性が高いです。

そのため、予定通りの200万円+配当金で資金不足を免れることができるというわけです。

2.学資保険では充実した保障を誇る第一生命学資保険Mickey

第一生命Mickeyでは、医療特約と傷害特約を付帯することができます。

医療特約は、医のいちばんNEOとこども医のいちばんNEOがあります。支払保険金と支払事由は以下の通りです。

支払保険金 支払事由
疫病入院給付金

災害入院給付金

(入院給付金日額×入院日数)

病気またはケガにより1日以上入院したとき(日帰り入院を含む)
手術給付金

・入院中の手術の場合(入院給付日額の20倍)

・外来手術の場合(入院給付金日額の5倍)

公的医療保険の手術料の算定対象となる手術または先進医療に該当する手術を受けたとき
放射線治療給付金

(入院給付金日額の10倍)

公的医療保険の放射線治療科の算定対象となる放射線治療や、先進医療に該当する放射線治療または温熱療法を受けたとき
骨髄ドナー給付金

(入院給付金日額の20倍)

(医のいちばんNEOのみ)

責任開始の日から1年経過以降に骨髄ドナー(提供者)として骨髄幹細胞または末梢血管細胞の採取術を受けたとき

学資保険の中では医療保障は充実していますが、通院保障は付いていません。それでも、幅広い保障が付いているのは十分な魅力です。

災害特約Dは、不慮の事故による死亡、身体障碍状態に備える特約。災害特約Dで支払われる保険金の種類と支払事由は以下の通りです。

支払保険金 支払事由
災害保険金

(災害保険金額)

不慮の事故で180日以内に死亡されたとき
障害給付金

(身体障害の状態に応じて災害保険金額の10%~100%)

不慮の事故で180日以内に所定の身体障害状態に該当した時

第一生命学資保険Mickeyの2つのデメリット~最大の難点は返戻率

インフレに強く、付帯できる特約も充実している第一生命Mickeyですが、絶対に見逃せないデメリットが2つあります。

  • 元本割れをほぼ確実に起こす返戻率
  • 保険料払い込み免除特約が付かないC型

これら2つのデメリットは学資保険としては致命的なので、絶対に知っておきましょう。

1.第一生命学資保険の返戻率は期待できない

第一生命Mickeyは、ほぼ確実に元本割れを起こすでしょう。

実際にシミュレーションをして返戻率を紹介したいのですが、残念ながら第一生命の公式ホームページでは返戻率のシミュレーションをすることはできません。

2017年4月の保険料値上がり前でも、Mickeyの返戻率は高くても100~102%でした。保険料値上がりの影響によって元本割れを起こす学資保険になったのは、ほぼ間違いありません。やはり学資保険の魅力である貯蓄性が失われたのは、大きなデメリットです。

2.C型は保険料払い込み免除特約がついていない

Mickeyの3プランで最も返戻率が高いのはC型。しかし、C型には保険料払い込み免除特約が付いていません。

ソニー生命保険の学資保険は返戻率は110%、JA共済が108%、明治安田生命、ニッセイ、フコク生命の返戻率が105~106%です。加えて、これらの学資保険には保険料払い込み免除特約が付帯されていますから、払込免除特約が付いていなくて、高くても100%程度の返戻率のMickey・C型に入る理由がありません。

もし学資保険選びで貯蓄性を重視していてC型を検討しているのなら、すぐに他の学資保険に目を向けるべきです。

第一生命学資保険Mickeyのおすすめプラン設計

第一生命Mickeyに加入する場合、自分に最適なプラン作りを行わないといけませんが、どのようにすればいいのかわからないという人も多いことでしょう。

ここからはおすすめのプラン設計を紹介します。

まずはプラン選び

Mickeyには、保障内容の有無によって3つのプランがありました。B1型、B2型、C型で最もおすすめなのは、育英年金が付帯されておらず、保険料払い込み免除特約が付いているB2型です。

3つのプランの中で、おすすめできないのがC型。学資保険の大きな魅力の1つである保険料払い込み免除特約が付帯されていないからです。

保険料払い込み免除特約があることによって、契約者に万が一のことが起きても子どもは教育資金を受け取ることができます。いわば、保険料払い込み免除特約は学資保険に「保険」の役割を与えています。保険の役割のない学資保険には、魅力はありません。

次に考えたいのが育英年金の有無

育英年金は、契約者に何か起きた場合、学資年金支払が開始するまでの間、毎年特約基準年金額を受け取ることができるというもの。

例えば、特約基準年金額60万円で、子どもが12歳の時に契約者に万が一のことが起きたとしましょう。その場合は、6年間毎年60万円受け取ることができます。

一見すると、育英年金は付帯した方がよさそうですが、返戻率を大幅に下げるというデメリットがあります。

この大きすぎるデメリットを受け入れてまで、育英年金を付帯する意味があるのかと疑問が残ります。育英年金特約は学資保険の保障期間だけしか継続しませんから、別の死亡保険で対応することをお勧めします。

学資保険保障期間終了後に死亡保障に加入した場合、契約者の年齢が上がっているので保険料も必然と上がります。あらかじめ死亡保険に加入しておいた方がお得でしょう。

18歳満期と22歳満期はどちらがいい?

18歳満期と22歳満期選びで迷う方が多いですが、ライフプランに合ったものを選ぶようにしましょう。

おすすめの満期は22歳です。

高校進学時にかかる費用は、普段の収入や他の貯蓄で支払うことができるため、高校入学時にまとまったお金を受け取るよりも、大学4年間学資金を受け取れる方が魅力的です。また、22歳満期のほうが、保険会社が保険金を長く運用できるので、返戻率が上がるというメリットもあります。

こうした理由で22歳満期がおすすめですが、自分のライフプランを最重視しましょう。

B2型の22歳満期がおすすめ

結論としては、B2型の22歳満期がおすすめです。さらに返戻率を上げるのならば、保険料の支払いは年払いしましょう。

保険料をまとめて支払うと返戻率は高くなります。

保険料払い込み免除特約のほかに、医療特約や災害特約を付帯すると保険料は値上がりします。特約を付帯する前に、まずは他の保険で効率よく保障を得ることができないかどうかを考えましょう。

第一生命学資保険Mickeyはおすすめできる学資保険?

保障型の学資保険を加入している方ならば、検討してみてもいいでしょうが、基本的にはあまりおすすめできる学資保険ではありません。

やはりほぼ確実に元本割れを起こす返戻率の低さは目立ちますし、保障という面でみても特別優れているというわけではありません。

同じく第一生命が販売するこども応援団の方が保障は充実しています。Mickey・こども応援団の他に「はじめのかんぽ」やJA共済の学資保険なども保障型の学資保険なので検討する価値はあります。

一度、FPに無料保険相談してみるのもいいでしょう。

子どものための保障を学資保険に求める方は多いです。しかし、他の生命保険でカバーできたり、地方自治体の制度をうまく利用したりすることで学資保険に子どもの保障を付帯する必要がなくなる可能性もあります。

学資保険の魅力は、貯蓄性。支払った額よりも多い保険金を受け取ることが大きな魅力の学資保険で、元本割れを起こす学資保険に契約するのはおすすめできません。

第一生命学資保険Mickeyまとめ

第一生命Mickeyは保障内容の有無によって3つのプランから、あなたに合ったものを選ぶことができる保障型の学資保険です。

今回はMickeyを徹底解説しましたが、ぜひ覚えていただきたいのは以下の3ポイント。

・5年ごと配当付きなのでインフレに対応できる
・保障内容ではこども応援団のほうが充実している
・ほぼ元本割れを起こす学資保険

もし貯蓄型の学資保険を探している方は、一度FPに無料相談してみるといいかもしれません。

 



自分たちだけではなく、子供や親の将来の生活を考えて保険を選ぶ事は非常に重要です。

子供の将来に備える『学資保険』は加入している保険や状況によって組み立てる必要があるのは間違いありません。

保険は安易に決めるのではなく、専門家に総合的な設計を依頼する方法が1番です。

保険は人生で2番目に高い買い物。

月々の支払いは少なくても、人生スパンで考えるとその支払額は数百万円にもなります。

失敗しない為にも、プロのFPにライフプラン設計を相談することをおすすめします。

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