保険商品の評価

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の学資保険~こども保険をFPが評価!

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NKSJひまわり生命こども保険の詳細とメリット・デメリット

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命が販売する学資保険「こども保険」。契約者と子どもの保障が充実しているだけではなく、子どもの成長に合わせて祝い金を受け取ることができる“保障型”の学資保険です。

こども保険の特徴と、3つのメリットと2つのデメリット、ファイナンシャルプランナー(FP)の視点からの分析まで解説します。

NKSJひまわり生命こども保険の3つの特徴と保障内容まとめ

ひまわり生命こども保険の最大の特徴は、保障型学資保険ならではの充実した保障。

契約者にもしものことが起きた場合の保障はもちろん、子どもの万が一にも備えることができます。

こども保険の特徴は、以下の3つです。

・子供の成長に合わせて受け取る祝い金
・保険料払い込み免除特約、養育年金、お見舞金などの保障
・子どもの死亡保障

1.子どもの成長に合わせて祝い金を受け取ることができる

ひまわり生命こども保険には、3つの満了タイプがあり、タイプによって祝い金の受け取り回数が異なります。

満了タイプは、22歳、18歳、15歳の3つ、以下がそれぞれの満了タイプでの祝い金受け取りタイミング時期です。

・22歳満了タイプ、基準保険金額100万円の場合
・被保険者の契約年齢→

・祝い金受け取り時期↓

3歳未満 3歳以上10歳未満 10歳以上13歳未満 13歳以上16歳未満
満5歳8か月 10万円

(基準保険金額の10%)

満11歳8か月 20万円

(20%)

20万円

(20%)

満14歳8か月 30万円

(30%)

30万円

(30%】

30万円

(30%)

満17歳8か月 40万円

(40%)

40万円

(40%)

40万円

(40%)

40万円

(40%)

満19歳8か月 50万円

(50%)

50万円

(50%)

50万円

(50%)

50万円

(50%)

満了時 50万円

(50%)

50万円

(50%)

50万円

(50%)

50万円

(50%)

合計受け取り額 200万円 190万円 170万円 140万円
・18歳満了タイプ、基準保険金額100万円
・被保険者の契約年齢→

・祝い金受け取り時期↓

3歳未満 3歳以上10歳未満 10歳以上13歳未満
満5歳8か月 10万円

(10%)

満11歳8か月 20万円

(20%)

20万円

(20%)

満14歳8か月 30万円

(30%)

30万円

(30%)

30万円

(30%)

満了時 50万円

(50%)

50万円

(50%)

50万円

(50%)

合計受け取り額 110万円 100万円 80万円
・15歳満了タイプ、基準保険金額100万円
・被保険者の契約年齢→

・祝い金受け取り時期↓

3歳未満 3歳以上10歳未満
満5歳8か月 10万円

(10%)

満11歳8か月 30万円

(30%)

30万円

(30%)

満了時 50万円

(50%)

50万円

(50%)

合計受け取り額 90万円 80万円

祝い金の受取額は基準保険金額によって変化します。22歳、18歳、15歳満了と3タイプありますが、おすすめは22歳満了です。

学資保険に加入する大きな目的の1つが、大学進学時にかかる費用に備えること。小・中・高校進学時にかかる費用は普段の収入や他の貯蓄で対応できる場合がほとんどです。

そのため、わざわざ15歳満了に入る必要はないようにも思えます。

2.保障型学資保険ならではの特約たち

ひまわり生命こども保険には3つの特約があります。

⓵保険料払い込み免除特約⓶養育年金⓷お見舞金です。それぞれ解説していきましょう。

保険料払い込み免除特約

学資保険の最大の魅力は何だと思いますか?

実は学資保険の最大の魅力は、契約者にもしものことが起きても、子どもは教育資金を受け取ることができる「保険料払い込み免除特約」が付いていることです。

この特約では、契約者が死亡、あるいは高度障害状態になった場合、その後の保険料の支払いが免除。保障は満期まで続くので子どもは計画通りに保険金を受け取ることができるのです。

保険料払い込み免除特約は、学資保険ならではの保障です。資金不足による教育の可能性をつぶさないので、付帯すべき特約です。

A型とB型の違い

ひまわり生命こども保険には、A型とB型の2つのプランがあります。2プランの違いは、養育年金とお見舞金がついているかどうか。

・A型・・・保険料払い込み免除特約に加え、養育年金(*1)とお見舞金(*2)も付いています。保障は充実していますが、返戻率は低いです。

・B型・・・保険料払い込み免除特約しか付いていません。

*1  養育年金とは、契約者が死亡したり、高度障害状態になったりした場合、その後の保険料の支払いが免除され、満期を迎えるまで毎年養育年金が支払われる特約のこと。養育年金は、基準保険金額の100%。つまり、基準保険金額が100万円の場合は毎年100万円が養育年金として支払われるということです。

*2  見舞金は、契約者が死亡したり、高度障害状態になったりしたときに支払われるお金のこと。養育年金との違いは、見舞金は一時的なもので毎年支払われないということ。見舞金の額は、基準保険金額の50%。つまり、基準保険金額100万円の場合は50万円が見舞金として支払われます。

3.子どもの死亡保障もある

保険料払い込み免除特約、養育金、お見舞金は契約者である親のための死亡保障です。それに対して、ひまわり生命こども保険には子どものための死亡保障も付いています。こども死亡保険金は、保障期間中に子どもが死亡した時に支払われる保険金です。

支払額は、被保険者の死亡時における年齢によって異なります。以下が、パンフレットに記載されている支払額です。

年齢および時期 割合
満3歳の契約応当日の前日以前 基準保険金額の20%
満3歳の契約応当日以後、満4歳の契約応当日の前日以前 基準保険金額の40%
満4歳の契約応当日以後、満5歳の契約応当日の前日以前 基準保険金額の60%
満5歳の契約応当日以後、満6歳の契約応当日の前日以前 基準保険金額の80%
満6歳の契約応当日以降 基準保険金額の100%

NKJひまわり生命こども保険の保障内容まとめ

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命こども保険の加入を考える場合には、保障内容をしっかりと確認しましょう。

そこで今回は、ひまわり生命こども保険への加入を検討した際に知っておくべき保障内容を簡単な表にまとめました。

保障内容 保障内容詳細
契約者の契約可能年齢 【15歳満期】18~70歳

【18歳満期】18~65歳

【22歳満期】18~55歳

子どもの契約可能年齢 【15歳満期】0~9歳

【18歳満期】0~12歳

【22歳満期】0~15歳

基準保険金額 最低基準保険金額50万円から10万円単位で設定可能

【子どもの年齢が0~5歳】上限500万円

【子どもの年齢が6~15歳】上限1,000万円

祝い金の受け取りタイミングと額 ・小学校入学時:基準保険金額の10%

・中学校入学時:基準保険金額の20%

・高校入学時:基準保険金額の30%

・大学入学時:基準保険金額の40%

・成人時:基準保険金額の50%

・満了時:基準保険金額の50%

保険料払い込み免除特約 あり
お見舞金 A型のみあり

基準保険金額の50%

養育年金 A型のみあり

基準保険金額の100%

子どもの死亡保障 あり
出生前加入 出産予定日の140日前から契約可能
保険料払い込み方法 口座振替

クレジットカード払い

団体払い

送金

保険料払込回数 月払い

半年払い

年払い

NKSJひまわり生命こども保険の3つのメリット

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命のこども保険に加入する3つのメリットは、次の通り。

  • 子どもの契約可能年齢
  • 幅広い基準保険金額
  • クレジットカード払いに対応している

早速、解説していきましょう。

1.中学卒業まで加入できる契約可能年齢

ひまわり生命こども保険では、満期のタイプにもよりますが、子どもの加入年齢範囲が非常に広いです。

一般的な学資保険では、0~7歳までと小学校に入学したら加入できませんが、ひまわり生命こども保険の22歳満期では、子どもが15歳になるまで加入することができます。

学資保険に加入するタイミングは、出生前もしくは出生後すぐに加入するのがベストです。返戻率が高くなるのと学資金を確実に大学進学前に受け取るためです。

しかし、子どもが生まれたら生活が急変します。毎日が目まぐるしく過ぎて、気づいたら子どもが学資保険に加入できなくなったという方も実際にいるのです。また、学資保険の見直しをしたいけど、年齢制限のせいで入れる学資保険が少ないということもあります。

ひまわり生命こども保険の22歳満期は、学資保険の見直しや学資保険加入し忘れたという人には救済措置となるでしょう。

しかし中学校に入っても加入できるからと、先延ばしにするのはいい考えではありません。

2.50万円~1000万円までの基準保険金額

ひまわり生命こども保険では、50万円から最高1,000万円まで10万円単位で基準保険金額を設定することが可能です。

多くの学資保険では、受け取り総額が200万円、250万円、300万円と設定されています。普通4年制大学に進学する場合は、200万円から300万円でも対応することが可能でしょう。

しかし、医学部、薬学部、歯科大学の場合はどうでしょう。医学部に進学した場合は、6年間で安くても2000万円という莫大な費用がかかってしまいます。300万円だけ受け取っても資金不足になる可能性は高いですよね。

親が医者や歯医者の場合、子どもが親の仕事を引き継ぐ可能性は、通常より高いです。一般家庭でも医療系大学に進学する可能性はゼロではありません。あらゆる可能性に備えて、より高い基準保険金額を設定することも、こども保険では可能です。

誰もが必ず200万円、300万円の学資金を受け取る必要があるというわけではありません。300万円以上の学資金が必要になる方もいれば、200万円も学資金が必要ないという方もいます。ひまわり生命こども保険だと、あなたのニーズにピッタリとあった基準保険金額を設定することができます。

3.クレジットカード払いに対応している

日本興亜ひまわり生命では、保険料の支払いをクレジットカードで行うことができます。クレジットカード払いに対応している学資保険は少ないので、これは大きなメリットですね。さらに、使用できるクレジットカード会社の数も豊富です。

VISA、Master Card、JCB、American Express、UC、EON、楽天などの大手クレジットカードは、ほぼすべて対応しています。

クレジットカード払いを行う大きなメリットは、ポイントをためることができることです。ポイントはお金と同じ役割になるので、日頃からポイントをためている方も多いはずです。

保険はポイントをためるのにピッタリ。毎月一定額の保険料を長期間払い続けることになるので、長期的に見ればかなり多くのポイントをためることができます。

クレジットカードのポイントをためている方にとっては、大きなメリットですよね。

NKSJひまわり生命こども保険の2つのデメリット~ネックは返戻率の低さ

手厚い保障、契約可能年齢が広いといったメリットを見てきましたが、ひまわり生命こども保険には2つだけ大きなデメリットがあります。

それは医療保障がないということと元本割れを確実に起こす低すぎる返戻率です。

1.入院保障特約がない

ひまわり生命こども保険は、契約者・子どもの死亡保障がある学資保険です。

死亡保障はありますが医療保障はありません。これは保障型の学資保険としては大きなデメリットですね。

せっかく学資保険に保障を求めるのだから、死亡保障はもちろん入院特約、通院特約、そして手術特約などの医療保障も付帯したいです。

死亡保障と医療保障だと、圧倒的に医療保障の方を使う可能性のほうが高いです。

特に子どもは通院する可能性が高いので、どちらかというと死亡保障よりも医療保障が充実していたほうが嬉しいです。医療保障が全くないのは、ひまわり生命こども保険の痛すぎるデメリットです。

2.低すぎる返戻率

ひまわり生命こども保険は、確実に元本割れを起こす学資保険です。元本割れを起こすということは、返戻率が100%を切るということ、つまり損をする状態になるということです。

学資保険に入った理由を「貯蓄性」と答える人は多いです。実際、返戻率100%を超える学資保険の場合は、支払った額よりも大きな額の学資金を受け取ることができます。

では、実際にひまわり生命こども保険の返戻率はどのくらいなのでしょうか。以下の条件でシミュレーションをして、実際の返戻率を出してみます。

【契約条件】
・契約者:30歳男性
・被保険者:0歳
・A型の満期22歳
・基準保険金額:100万円
・受け取り総額:200万円

【結果】
・毎月の保険料:11,088円
・支払い総額:2,927,232円
・返戻率:約68.3%

返戻率68.3%は低すぎますよね。単純計算で90万円も損をしているということです。

ちなみにソニー生命保険、明治安田生命、ニッセイなどの貯蓄型と言われる学資保険は、返戻率が105%ほどです。貯蓄型の学資保険では、約20~30万円も得するという結果になります。

NKSJひまわり生命こども保険はおすすめできる学資保険?

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命が販売するこども保険は、あまりおすすめできる学資保険ではありません。理由は、保障型学資保険であるにもかかわらず医療特約が付帯できないからです。

死亡保障のほかに入院保障特約を含む医療保障が付帯されるならば、保障型の学資保険として魅力的だったでしょう。死亡保障しかないうえに返戻率が70%を切るというデメリットは、大きすぎます。

また大学進学時に受け取る金額にも注目してください。大学進学時に受け取る金額は、基準保険金額のたったの40%。基準保険金額が100万円の場合は、40万円しか受け取ることができません。

この金額を十分と感じるか、少ないと感じるかは個人によりますが、決して大きい金額でないことは確かです。

保障型の学資保険は、他にもたくさんあります。代表的なのが、郵便局の学資保険はじめのかんぽ、太陽生命の学資保険、三井住友海上生命の学資保険など。

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命のこども保険だけではなく、ほかの保障型の学資保険にも目を通してみるといいですね。

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命こども保険まとめ

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命が販売するこども保険は、契約者と子どもの死亡保障が充実した学資保険です。

今回はこども保険についてたくさん解説しましたが、ぜひ覚えていただきたいポイントは以下の4つ。

・契約者と子どもの死亡保障が充実している
・0~15歳まで加入できる
・保障型学資保険なのに医療保障がない
・返戻率は70%を切る場合がほとんど

子どもの年齢が0~6歳で、多くの学資保険に加入することができる方は他の学資保険もチェックしてみてください。

たくさんの生命保険会社が学資保険を販売しているので、あなたに合った学資保険は他にあるかもしれません。

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