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住友生命学資保険【こどもすくすく保険】返戻率と2つのデメリット

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もくじ

住友生命スミセイの「こどもすくすく保険」の詳細とメリット・デメリット

住友生命スミセイの「こどもすくすく保険」は、返戻率101%前後の貯蓄型学資保険。貯蓄型でありながら、医療特約・死亡保障が充実しているので保障型にもなることができます。

そんなこどもすくすく保険には3つのメリットがあります。

それが⓵充実した医療特約⓶細かな満期金設定⓷中学卒業までに終えることができる保険料。

一方で、貯蓄型としては低めの返戻率と、17歳満期がないというデメリットもあります。

今回はこどもすくすく保険の3つの特徴、3つのメリットと2つのデメリット、そしておすすめできる学資保険かどうかまで解説します。

スミセイのこどもすくすく保険3つの特徴と保障内容まとめ

スミセイのこどもすくすく保険は、返戻率100%を超える貯蓄型の学資保険として人気があります。

特徴は、次の3つです。

・中・高・大額進学時に受け取る学資金
・契約者と被保険者の死亡保障付き
・支払った額よりも多い受取金

1.中・高・大学進学時に受け取る祝い金+満期金

こどもすくすく保険では、中・高・大学進学時に学資金を受け取れます。受け取り額は基本保険金額によって異なります。

また22歳満期を選択すると、中・高・大学進学時に加えて22歳に満期金を受け取ることができます。

以下が受け取り時期と受け取り額をまとめたものです。

基準保険金額100万円の場合のシュミレーション
満期 12歳 15歳 18歳 22歳 受け取り総額
18歳 10万円

(基準保険金額の10%)

10万円

(基準保険金額の10%)

100万円

(満期金、基準保険金額の100%)

120万円
22歳 10万円

(基準保険金額の10%)

10万円

(基準保険金額の10%)

30万円

(基準保険金額の30%)

100万円

(満期金、基準保険金額の100%)

150万円

これは基準保険金額100万円の場合なので、基準保険金額を変更することによって受取額は変わってきます。

大学進学費用だけが注目されがちですが、中学・高校進学時にもある程度のお金は必要になってきます。受け取り額は基準保険金額の10%ほどですが、それでも十分な足しにはなるはずです。

2.契約者・被保険者の死亡保障付き

スミセイのこどもすくすく保険には、はじめから契約者と子どもの死亡保障が付いています。

契約者の死亡保障・保険料払い込み免除特約

契約者の死亡保障は、保険料払い込み免除特約と言われるもので、契約者が重度障害状態になった場合、もしくは死亡した場合、その後の保険料の払い込みが免除されつつ、保障は満期まで継続される特約です。つまり、契約者が死亡しても子どもは予定通り祝い金・満期金を受け取ることができるということです。

保険料払い込み免除特約は、学資保険ならではのもの。教育資金を効率的にためるだけなら、学資保険以外にも選択肢があります。万が一のことが起きても子どもに教育資金を残してあげることができるのが学資保険の大きな魅力です。

子供の死亡保障

もう一つの保障が、子どもの死亡保障です。保障型の学資保険には付いていることが多いですが、貯蓄型の学資保険で子どもの死亡保障が付いているのは珍しいです。

子どもの死亡保障は、その名のとおり子どもが死亡した時に支払われる保障です。死亡給付金額は、すでに支払った保険料と同額。つまり、120万円分を保険料として支払っているのならば、120万円が死亡給付金として支払われるということです。

3.支払額よりも多く保険金を受け取ることができる

貯蓄型の学資保険であるスミセイのこどもすくすく保険は、返戻率が100%超える可能性が高いです。

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返戻率が100%を超えるということは、保険料総支払額よりも多い保険金を受け取ることができるということです。

実際にこどもすくすく保険に加入すると、どれくらい得するのか見てみましょう。以下がシミュレーション条件とその結果です。

【契約条件】
・契約者:男性30歳
・被保険者:0歳
・基準保険金額:100万円
・保険料払い込み期間:12歳まで

【結果】
・毎月の保険料:8,203円
・保険料総支払額:1,181,232円
・受取保険総額:1,200,000円
・返戻率:約101.6%

返戻率は101.6%で、結果的に約2万円得していることになります。

2017年4月に行われた保険料値上がりの影響で、多くの学資保険が元本割れを起こすようになってしまいました。そんな中でも、元本割れを起こすことなく、学資保険の魅力である貯蓄性を保っているのはスミセイのこどもすくすく保険の大きな特徴でしょう。

こどもすくすく保険の保障内容まとめ

どの学資保険に加入するにしても、保障内容は必ず理解しておかなければいけませんが、ホームページやパンフレットでは、少しわかりづらいですよね。

加入を検討する際に知っておくべき保障内容を見やすいように表でまとめました。

保障内容 保障内容詳細
契約者契約可能年齢範囲 男性:18~65歳

女性:16~73歳

被保険者契約可能年齢範囲 0~9歳
出生前加入 出産予定日の140日前から契約可能
保険期間 ・18歳満期

・22歳満期

基準保険金額 100万円から1万円単位で設定可能
祝い金+満期金受け取り時期 【18歳満期】12歳、15歳、18歳

【22歳満期】12歳、15歳、18歳、22歳

学資金の据え置き 可能
保険料払い込み期間 【18歳満期】12歳、15歳

【22歳満期】12歳、15歳、18歳

保険料払い込み免除特約 あり
死亡保障 あり
医療特約 付帯可能
保険料払い込み回数 年1回払い

半年払い

月払い

保険料払い込み方法 口座振替扱い

送金

利差配当 5年ごとにあり

スミセイのこどもすくすく保険3つのメリット

貯蓄型の学資保険であるスミセイのこどもすくすく保険に加入するメリットは、主に以下の3つです。

・充実した特約
・細かな満期金設定額
・高校入学前に保険料払い込みを終えることができること

特に保障型にもなることができる特約は注目です。学資保険に貯蓄性ではなく、保障を求める方もこどもすくすく保険に注目するべきでしょう。

ここからは、3つのメリットについて解説いたします。

1つめのメリット・・・特約を付帯することで保障型の学資保険にもなる

スミセイのこどもすくすく保険には、3つの特約を付帯できます。

1. こども総合医療特約・・・子どもが入院した時や手術を受けたときなどに保険金が支払われる特約のこと

支払われる保険金の種類は4つ。

災害入院給付金、疾病入院給付金、手術給付金、そして放射線治療給付金です。以下がそれぞれの給付金の支払事由についてまとめた表です。

・災害入院給付金

支払理由 不慮の事故による傷害で1日以上入院したとき
支払金額 入院日額×入院日数
支払限度 60日型の場合は60日目まで

180日型の場合は180日目まで

360日型の場合は360日目まで

通算1,000日目まで支払われる

・疾病入院給付金

支払理由 疾病で1日以上入院したとき
支払金額 入院日額×入院日数
支払限度 60日型の場合は60日目まで

180日型の場合は180日目まで

360日型の場合は360日目まで

通算1,000日目まで支払われる

がんによる入院の場合は、支払限度額を超えて支払われる

・手術給付金

支払理由 公的医療保険対象の所定の手術を受けたとき
支払金額 入院日額×下の表の給付倍率

 

入院中の手術(がん以外) 10倍 開頭・開胸・開腹術は20倍
がん入院中の手術 20倍 開頭・開胸・開腹術は40倍
外来手術(入院を伴わない手術) 5倍

・放射線治療給付金

支払理由 公的医療保険対象の放射線治療を受けたとき
支払金額 入院日額の10倍

 

2. こども入院保障充実特約(09)

こども入院保障充実特約(09)は、入院したときに一時金が支払われる特約。入院時にかかる諸費用をカバーすることができます。

支払われる保険金は入院保障充実給付金で、以下が支払理由です。

支払理由 不慮の事故による傷害または疫病で1日以上入院したとき
支払金額 給付金額

スミセイのこどもすくすく保険の医療特約は充実していますね。入院、手術はもちろん、放射線治療給付金もカバーしているのはポイントが高いです。通院保障もあれば、言うことのない保障になっていたと思われます。

注意点は、医療特約を付帯することで確実に元本割れを起こすということ。

医療特約を付帯するときには、貯蓄性をあきらめなければいけません。もし貯蓄型の学資保険を探しているのならば、かんぽ生命、太陽生命、三井住友海上生命などの学資保険もチェックしてみるといいですね。

3. 指定代理請求特約

指定代理請求特約とは、その名のとおり代理人が保険金を請求できる特約のことです。

2つめのメリット・・・100万円から1万円単位で満期金設定可能

スミセイのこどもすくすく保険では、満期金を100万円から1万円単位で設定することが可能です。一般的に学資金受け取り総額は200万円、250万円、300万円に設定されていることが多いですが、必要な金額は個人で異なります。もしかしたらあなたは150万円だけ必要かもしれませんし、400万円用意したいかもしれません。

こどもすくすく保険では、あなたが求める学資金を設定することができます。

3つめのメリット・・・高校入学前に保険料の払い込みを終えることができる

保険料の払い込みを早めに設定し、終わらすことができます。このことによるメリットは、主に2つ。

返戻率を上げる

学資保険では、保険料の払い込みを早めに終わらせば、それだけ返戻率は高くなります。つまり、18歳払い込みよりも15歳払い込みのほうが保険料は安くなるということです。

精神的・経済的な余裕が生まれる

義務教育期間中に払い込みを終えることで精神的にも、経済的にも余裕が生まれます。こどもすくすく保険では12歳払い込み、15歳払い込み、18歳払い込みがありますが、おすすめは12歳もしくは15歳払い込み。中学卒業までは、比較的お金がかかりません。この間に学資保険の払い込みを終えることで、余裕が出ます。

中学生までは、多くの地方自治体の無料医療補助制度を使用でき、毎月児童手当を受け取ることもできます。しかし、子どもが高校に進学すると本格的に支出が大きくなり、毎月1万円の保険料が大きな負担になる可能性は高いです。

スミセイのこどもすくすく保険に加入すると、高校進学前はもちろん、中学校進学前に保険料の支払いを終えることができます。ただし、払い込み期間が短いということは、毎月の保険料が高くなるということ。毎月無理なく払える保険料を設定するようにしましょう。

スミセイのこどもすくすく保険2つのデメリット

スミセイのこどもすくすく保険は保障型にもなることができる魅力的な学資保険ですが、見逃せないデメリットが2つだけあります。

それが他の学資保険と比較した時の返戻率、祝い金受け取りのタイミング、どちらのデメリットも大きいので、知らないで加入すると後悔することになります。

2つのデメリットについて解説します。

1.貯蓄型学資保険としては返戻率が少し物足りないかも

スミセイのこどもすくすく保険の返戻率は101%前後。

先に行ったシミュレーションでは、105.6%という結果でしたが、払込期間が12歳までのケースです。15歳払い、18歳払いにすると返戻率は101%を下回るでしょう。つまり、こどもすくすく保険の返戻率は元本割れをギリギリしない程度なのです。

貯蓄型の学資保険としては、返戻率101%前後という数字はあまり魅力的ではありません。

他の学資保険に目を向けてみましょう。

現在最も返戻率が高いのはソニー生命保険の学資保険スクエア。平均して、110%という高い数字を保っています。JA共済は契約条件にもよりますが、返戻率が108%前後になることもあります。明治安田生命、フコク生命、ニッセイの学資保険は105%前後です。

このように他の学資保険と比較すると、スミセイのこどもすくすく保険の返戻率は物足りません。

2.17歳満期がないから、大学進学後に学資金を受け取る可能性も

スミセイのこどもすくすく保険には、17歳満期がありません。17歳満期がないということは、推薦入試やAO入試に備えて高校3年生の秋までに学資金を受け取ることができなければ、大学進学後に学資金を受け取る可能性があるということです。

こどもすくすく保険をはじめとする多くの学資保険では、祝い金・満期金を受け取るのは、誕生日ではなく、その後にくる契約日です。

例えば、8月2日に生まれた子どもが11月2日に18歳満期タイプの学資保険に加入すると、高校3年生の11月2日に学資金を受け取るということです。10月以降に生まれた子ども、早生まれの子どもは特に契約日に注意しなければいけません。契約日によっては、大学進学した年の5月に学資金を受け取るという結果になる可能性があります。

また、推薦入試やAO入試は高校3年生の秋ごろに行われますので、高校3年生の秋までに学資金を受け取るのが理想です。しかし、17歳満期がないこどもすくすく保険では、早生まれの被保険者が秋までに受け取るのは不可能です。

秋までに学資金を受け取れないだけではなく、大学進学後に学資金を受け取る可能性があるというリスクは、大きなデメリットでしょう。

スミセイのこどもすくすく保険はおすすめの学資保険?

スミセイのこどもすくすく保険は、悪い学資保険ではありませんが、強くお勧めできる学資保険でもありません。

返戻率の低さと、学資金の受け取りタイミングに関するデメリットが大きすぎるのです。他の貯蓄型の学資保険は返戻率も高いうえに、17歳満期も備えているのがほとんどです。

満期金を細かく設定できるのは魅力的ですが、200万円や300万円でいいという方は、ほかの貯蓄型の学資保険を検討してみるのがいいかもしれません。

しかし、医療特約を付帯した保障型の学資保険としてはいい選択肢になるでしょう。返戻率は下がり、元本割れを起こしてしまいますが、そもそも保障型の学資保険は確実に元本割れを起こします。

ですから、保障型の学資保険を探しているのならば、元本割れを起こすのは大きな問題ではなく、保障内容を重視しましょう。スミセイのこどもすくすく保険の保障は、学資保険の中でも充実しています。

住友生命学資保険【こどもすくすく保険】まとめ

スミセイのこどもすくすく保険は、貯蓄型にも保障型にもなることができる学資保険です。そのため、貯蓄型の学資保険を探している方も、保障型の学資保険を探している方も一度は検討してみるといいでしょう。

今回はさまざまなポイントを紹介しましたが、覚えていただきたいポイントは以下の4つ。

・中・高・大学進学に学資金を受け取る
・死亡保障は付帯されていて、医療特約を付帯することも可能
・返戻率は101%前後、特約を付帯することで元本割れを起こす
・高校入学前に保険料の支払いを終えることも可能

貯蓄型の学資保険としては、返戻率は少し物足りませんが他のメリットは魅力的です。

また保障型の学資保険としては優秀です。

一度じっくり検討してみる価値ある学資保険なので、ぜひ今記事を参考にしてください。



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