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【太陽生命の学資保険】わくわくポッケ4つのメリットとデメリット

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太陽生命学資保険「わくわくポッケ」をファイナンシャルプランナーが徹底解説!

太陽生命の「わくわくポッケ」は、保障型の学資保険。契約者だけではなく、子どもへの保障も手厚いです。そんなわくわくポッケには4つのメリットがあります。

⓵三大疾病での保険料払込免除

⓶秋までに受け取ることができる教育資金

➂手厚い保障

⓸幅広い契約可能年齢

わくわくポッケには大きなデメリットが1つだけあります。それは、ほぼ確実に元本割れを起こすこと。今回は、太陽生命のわくわくポッケ4つの特徴と4つのメリット、そして唯一のデメリットについて解説します。

太陽生命学資保険わくわくポッケ4つの特徴

太陽生命わくわくポッケには、次の4つの特徴があります。

  • 2つのプランから選べること
  • 15歳までに終わる保険料払込期間
  • 小学校卒業時までに加入できる契約可能年齢
  • 充実した保障内容

特に学資保険に充実した保障内容を求める方は、太陽生命わくわくポッケを真剣に検討してみる価値は十分にあります。

1.2つのプランから見積もりし、選ぶことができる!

太陽生命わくわくポッケには、Ⅰ型とⅡ型の2つのプランがあります。Ⅰ型とⅡ型の違いは、学資金の受け取り回数と時期です。

学資金を大学進学時のために備えるのか、幼稚園から大学までの入園・入学のタイミングで受け取るのか、それとも大学4年間でかかる費用のために備えるのか。学資金の受け取り時期は、学資保険選びをするうえで絶対に考えなければいけない大切なものです

Ⅰ型とⅡ型の学資金受け取りタイミングと回数を見ていきましょう。

Ⅰ型

・受け取り回数:2回
・受取時期:18歳(大学入学時)と満期時期

Ⅰ型は、大学進学時にかかる莫大な費用に備えることができるプランです。国公立大学に進学する場合は、入学時に約80万円、私立文系大学の場合は95.9万円、私立理系の場合は120万円もかかります。この出費に備えることができるのがⅠ型です。

18歳に受け取る学資金が基準学資金と呼ばれますが、Ⅰ型・Ⅱ型ともに満期期には、基準学資金と同額もしくは20%を受け取ることが可能です。

Ⅰ型で18歳の時に100万円を受け取ると、その後訪れる満期に100万円もしくは20万円を受け取るということです。

Ⅱ型

・受け取り回数:3回
・受取時期:15歳(高校入学時)、18歳(大学入学時)、満期

大学進学時だけではなく、高校入学時にも備えることができるのがⅡ型。15歳時に受け取る学資金は、基準学資金の50%です。

太陽生命わくわくポッケでは、Ⅱ型がスタンダードで人気のあるプランのようです。高校からは入学金や授業料を支払わなければいけません。公立高校でも入学年には約48万円かかります。大学進学時ほどではありませんが、大きな負担となる金額であることは間違いありません。

高校進学時にも家計を圧迫することなく払込を終えたいという方には、Ⅱ型がおすすめです。

2.短い保険料払込期間

わくわくポッケでは、保険料の払込期間が以下の2パターンあります。
・20歳満期で保険料払込期間が15歳まで
・22歳満期で保険料払込期間が18歳まで

ほとんどの学資保険では、保険料払込期間を18歳までに設定していますが、払込期間15歳までというのはユニークな特徴です。

15歳までに保険料の支払いが終わるということは、義務教育期間中に保険料の支払いが終わるということ。授業料もかからず、児童手当や医療費の助成制度などを受けやすい義務教育期間中は、あまり教育費がかかりません。月々の収入や他の貯蓄でやりくりできます。

その期間中に、学資保険の保険料払い込みを終えると、のちのち楽になります。

3.わくわくポッケはこどもの将来にも安心の保障型の学資保険!

学資保険は、2つに分けることができます。貯蓄型と保障型です。それぞれの特徴は以下の通りです。

貯蓄型 保障型
返戻率 高い(100%超え) 低い(元本割れを起こす)
保険料払い込み免除特約 あり あり
特約 なし あり

太陽生命わくわくポッケは、保障型の学資保険。契約者への保障はもちろん、子どもへの保障も充実しています。後ほど詳しく説明しますが、特に保険料払い込み免除特約対象になる条件は、ほかの学資保険とは違い魅力的なものです。

返戻率は下がってしまいますが、子どもへの充実した保障を求める方にはぴったりの学資保険です。

わくわくポッケの保障内容まとめ

学資保険加入する際には、詳細を詳しく検討する必要があります。各商品の保障内容を確認しないといけませんが、保険会社のホームページは若干分かりづらいですよね。

そこで、今回は太陽生命のわくわくポッケに加入を考えた場合に、知っておくべき保障内容を表にまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

保障内容
プラン数 Ⅰ型、Ⅱ型の2つ
学資金受け取り年齢 ・Ⅰ型:大学進学時(18歳)

・Ⅱ型:高校入学時(15歳)と大学進学時(18歳)

満期・満期金受け取り時期 20歳、もしくは22歳
保険料払込期間 ・15歳(20歳満期の場合)

・18歳(22歳満期の場合)

学資金受け取り時期 所定の年齢に達した直後の10月1日
契約可能年齢 ・契約者:18~65歳

・被契約者:0~10歳(20歳満期)

0~12歳(22歳満期)

出産前加入 出産予定日140日前から可能
保険料払い込み免除特約 あり(こども保険総合保険料払い込み免除特約付帯も可能)
育英年金特約 あり
医療保障 ・こども保険手術特約

・こども入院特約

・こども保険医療一時金特約

祝い金の据え置き 可能
保険料払込方法 ・口座振替

・初回のみクレジットカード払い可

太陽生命わくわくポッケ4つのメリット

保障型学資保険として昔から人気ある太陽生命のわくわくポッケ。最初に述べたように、わくわくポッケには、主に4つのメリットがあります。

  1. 保険料払い込み免除特約条件
  2. 秋までに受け取ることができる学資金
  3. 充実した保障内容
  4. 契約可能年齢の幅広さ

特に保険料払い込み免除特約を受ける条件は、他の学資保険にはないわくわくポッケならではのものとなっています。

わくわくポッケの4つのメリットを詳しく見ていきましょう。

1.三大疾病でも保険料払い込み免除になる

ほとんどすべての学資保険についているのが、「保険料払い込み免除特約」。

「保険料払い込み免除特約」とは、契約者が死亡したり、所定の障害状態になったりした場合、その後の保険料の支払いが免除されつつも、学資金は受け取ることが可能になる特約です。学資保険ならではの特約なので、付けることをおすすめします。

わくわくポッケには、この保険料払い込み免除特約のほかに、こども保険総合保険料払い込み免除特約というものがあります。簡単に言えば、保険料払い込み免除特約の強化版です。こども保険総合保険料払い込み免除特約が適用される場合は、以下の5パターン。

1.三大疫病で所定の状態になった時
2.所定の働けない状態の時
3.所定の疾病障害状態の時
4・所定の身体障害状態の時
5.万が一の時

普通の保険料払込免除が適用される時は、5の「万が一の時」だけですね。しかし、こども保険総合保険料払い込み免除特約が適用される範囲は広く、「三大疫病で所定の状態になった時」にも適用されるのです。

三大疫病とは、がん、急性心筋梗塞、脳卒中のこと。この3つの病気は、日本人に発症しやすく、死亡率も高いです。また入院や治療費にも大きなお金がかかる病気です。三大疾病が発症したとき、保険料払い込み免除が適用されるのは大きな魅力です。

三大疾病での、保険料払い込み免除が適用されるのは以下の条件の時です。

三大疾病が適用される条件

悪性新生物(がん) 特約の保険期間中に、生まれて初めて悪性新生物(がん)に罹患したと医師により診断確定されたとき
急性心筋梗塞 特約の責任開始期以後の疾病を原因として急性心筋梗塞を発病し、その疾病により初めて医師の診療を受けた日からその日を含めて60日以上、労働の制限を必要とする状態が継続したと医師によって診断されたとき
脳卒中 特約の責任開始期以後の疾病を原因として脳卒中を発病し、その疾病により初めて医師の診療を受けた日からその日を含めて60日以上、言語障害、運動失調、麻痺等の他覚的な神経学的後遺症が継続したと医師によって診断されたとき

保険の対象となる疫病

悪性新生物(がん) 胃がん、肺がん、乳がん、子宮がん など
急性心筋梗塞 急性心筋梗塞と再発性心筋梗塞のみ
脳卒中 くも膜下出血、脳内出血、脳梗塞 など

参考:太陽生命保険公式ホームページ

保険料払い込み免除特約の魅力は、契約者に万が一のことが起きても、子どもに十分な教育資金を残すことができることです。全体の死因を見ると、三大疾病が約55%もの割合を占めます。子どもが大学進学するまでに、三大疫病が発症する確率は低くはないです。

三大疾病にも保険料免除が適用されるのは、わくわくポッケならではの大きな魅力です。

2.推薦入試・AO入試にも間に合う学資金受け取り時期

学資金の支払日は、所定の年齢の誕生日を迎えた後の10月1日です。つまり、秋までに学資金を受け取ることが可能ということですね。

一般入試は中学3年・高校3年の1月から3月にかけて行われます。この時期に学資金を受け取ることを目標としている方は多いですが、近年では入試の多様化により、中学3年・高校3年の秋ごろから推薦入試やAO入試が行われています。

つまり、推薦入試・AO入試で進学が決まった場合には、年内に入学手続きと費用の支払いを行わなければいけません。もし秋までに学資金を受け取ることができなかった場合、推薦入試・AO入試に合格しても諦めるという可能性が出てきますよね。

わくわくポッケの場合は支払日が10月1日と決まっているので、推薦入試・AO入試にも対応することができます。

3.充実した保障内容

わくわくポッケには大きな魅力が2つあります。それが保険料払込免除特約適用条件と手厚い保障内容です。

保障型の学資保険では、保障内容が重要です。わくわくポッケに付帯できる保障は以下の3つ。

・育英年金特約
・死亡給付金
・医療保障

3つの保障について詳しく見ていきましょう。

育英年金特約

育英年金特約とは、契約者が死亡もしくは高度障害状態になった時に育英年金が支払われる特約。契約者の死亡保障と考えて頂いて構いません。育英年金は、毎年1回子どもに支払われます。

死亡給付金

保険期間中に、被保険者が死亡した場合に支払われるお金のことを死亡給付金と言います。死亡給付金の計算方法は以下の通り。

月払い保険料(特約保険料)×払込回数(すでに支払事由の生じた学資金合計額を差し引く。)

医療保障

わくわくポッケの医療保障は3つあります。こども保険入院特約、こども保険手術特約、そしてこども保険医療一時金特約です。

それぞれの特約が適用される条件をまとめてみました。

こども保険入院特約

給付金が支払われる場合 支払い給付金額
被保険者(お子さま)が不慮の事故による傷害により1日以上入院したとき 災害入院給付金

(入院給付金日額×入院日数)

被保険者(お子さま)が疾病により1日以上入院したとき 疾病入院給付金

(入院給付金日額×入院日数)

被保険者(お子さま)が死亡したとき 死亡給付金

(特約の月払保険料〔個人料率〕×保険料の払込回数)

こども保険手術特約

給付金が支払われる場合 支払い給付金額
被保険者(お子さま)が入院中につぎの手術を受けたとき

・公的医療保険制度の対象となる手術

・先進医療に該当する手術

・造血幹細胞移植術・採取手術

 

入院治療手術給付金

(入院給付金日額×20)

被保険者(お子さま)が上記と同じ手術を外来で受けたとき 外来手術給付金

(入院給付金日額×5)

被保険者(お子さま)がつぎの放射線治療を受けたとき

・公的医療保険制度の対象となる放射線治療(血液照射は対象外)

・先進医療に該当する放射線治療

 

放射線治療給付金

(入院給付金日額×20)

被保険者(お子さま)が死亡したとき 死亡給付金

(特約の月払保険料〔個人料率〕×

保険料の払込回数)

子ども保険一時医療特約

給付金が支払われる場合 支払い給付金額
被保険者(お子さま)が傷害または疾病により1日以上入院したとき 入院一時金

(入院一時金額)

被保険者(お子さま)が所定のこども感染症により1日以上入院したとき 感染症入院一時金

(入院一時金額)

被保険者(お子さま)が骨折と診断され治療を受けたとき 骨折治療給付金

(入院一時金額×2)

被保険者(お子さま)が死亡したとき 死亡給付金

(特約の月払保険料〔個人料率〕×

保険料の払込回数)

参考:太陽生命保険公式ホームページ

学資保険では特約を付加するのかどうかを決めることができます。しかし、太陽生命のわくわくポッケでは、育英年金特約または就業不能保障付育英年金特約、こども保険入院特約、こども保険手術特約の最低3つを付加することが条件となっています。

4.契約可能年齢が広い

わくわくポッケの契約可能年齢は、幅広いです。20歳満期の場合は、被験者の加入年齢は、0~満10歳になりますが、それでも他の学資保険と比べると緩やかな制限です。

ほとんどの学資保険では、契約者の加入年齢55~60歳、被契約者年齢を0~6(7)歳としています。

学資保険のおすすめの加入時期は、妊娠している時、もしくは子どもが生まれた直後です。早めに加入することで、保険料は安くなり、返戻率は高くなります。

しかし、加入するタイミングを逃してしまったり、保険の見直しをして乗り換えたりしたいという方も多くいます。そんな方のネックとなっているのが、契約可能年齢。わくわくポッケでは、小学生の間に加入できるので多くの方が加入することが可能です。

太陽生命わくわくポッケの唯一のデメリット

太陽生命わくわくポッケの唯一のメリットは、ほぼ確実に元本割れを起こしてしまうことです。

公式ホームページにも、「学資金等の合計受取額は、払込保険料総額を下回ります」と赤文字で強調されて書かれています。元本割れを起こす理由は、充実した保障のため。

貯蓄性を目的とした学資保険を検討しているなら、わくわくポッケは対象外。保障を省き返戻率を高めたソニー生命保険、明治安田生命、ニッセイなどの学資保険に目を向けるべきです。

しかし、返戻率ではなく保障を求めるのなら、わくわくポッケ、はじめのかんぽなどは素晴らしい選択肢になるでしょう。大切なのは、学資保険を利用して十分な教育資金を貯めることです。

大学進学時までに、200万円を受け取ることが目標ならば、その目標を可能にするプランを選びましょう。元本割れを起こしても、18歳の時に200万円受け取ることができたら目標達成ですよね。

一方、返戻率が110%でも大学進学時に100万円しか受け取ることができなかったら、計画倒れです。

あくまでも大切なのは、教育資金を貯めること。教育資金を貯めるという目標に加え、貯蓄性を求めるのか、保障を求めるのかを決めましょう。

太陽生命の学資保険わくわくポッケまとめ

太陽生命のわくわくポッケは、保障型の学資保険としては非常に優秀。特に三大疾病で保険料払い込み免除になるのは、嬉しい魅力です。

しかし、学資保険に貯蓄性を求める方は加入するべきではありません。ほぼ確実に元本割れを起こします。まずは、貯蓄型の学資保険に加入するのか、保障型に加入するのかを決めましょう。

もし保障型に加入したいのなら、わくわくポッケはいい候補になるはずです。

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