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アフラック夢見るこどもの学資保険、3つのメリットと2つのデメリット

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アフラック「夢見るこどもの学資保険」をFPが徹底解説!

がん保険やテレビCMで有名な保険会社、アフラック。そんなアフラックは学資保険も販売しています。

アフラックの学資保険には、教育費用に関するメリットと保険料支払いに関するメリットが2つずつあります。しかし、2017年4月に行われた保険料値上がりの影響で絶対に見逃せないデメリットが生まれました。それが、元本割れです。

以前は人気商品でしたが、これからは「人気の学資保険だから」という理由で加入してはいけません。

今回は夢見るこどもの学資保険の特徴とメリット・デメリットを紹介します。

アフラック夢見るこどもの学資保険4つの特徴

アフラックの「夢見るこどもの学資保険」の特徴は主に4つあります。

1.高校入学時に一時祝い金を受け取れる

アフラックの夢見るこどもの学資保険では、教育資金を5回受け取ることになります。

高校入学時に1回祝い金、大学入学時から大学4年までに毎年1回ずつ学資一時年金を受け取れるのです。

ほとんどの学資保険では、主に次の2つのパターンで学資金を受け取ることになります。

  • 1つ目は幼稚園から大学までの入園・入学のタイミングで学資金を受け取るパターン。
  • 2つ目が大学進学時に一括で教育資金を受け取るか、進学年から卒業まで毎年受け取るパターン。

夢見るこどもの学資保険は、2つ目のパターンに加え、高校入学時に学資金を受け取るというユニークなものです。

義務教育に含まれている小学校・中学校入学時には、あまり費用はかかりません。しかし、高校入学時には制服・教科書代などに加え、授業料も支払わなければいけないので、意外に大きい支出があります。高校・大学進学時+大学2~4年時に学資金を受け取るのはアフラックの特徴です。

2.基準学資年金額が最も大きな受取額

基準学資年金とは大学進学時に受け取る教育資金のこと、つまり大学進学費用です。

多くの学資保険では、満期金が最も高く設定されていますが、アフラックの場合は基準学資年金が最も高いです。基準学資年金と一時学資金・学資年金額の比率は以下の通りです。

・基準学資年金:受取総額の約33.3%
・一時学資金:基準学資年金の50%
・基準学資年金以降の学資年金:基準学資年金の50%

例えば、受取総額を300万円と設定しましょう。

この場合、基準学資年金は300万円×33.3%=99.9万円。小数点以下は繰り上げて、100万円を基準学資年金として受け取ることになります。そして、一時学資金と2回目以降の学資年金は50万円ですね。また基準学資年金を4回に分けて受け取るのではなく、一括で大学進学時に受け取ることも可能です。一括で受け取ると、ほんの少しですが返戻率が下がってしまいます。

3.幅広い受取総額

学資保険の受取総額の選択肢は基本的に少ないですが、夢見る子どもの学資保険は違います。なんと120万円から1,500万円まで60万円単位で受取総額を設定することが可能です。

4.妊娠時から加入可能

夢見るこどもの学資保険には、出生前から申し込むことが可能です。多くの家庭では、子どもが生まれた直後に学資保険への加入を考えますが、子どもが生まれた後は育児や手続きなどに追われ、じっくりと学資保険選びをする時間はありません。

アフラック、ソニー生命、明治安田生命、ニッセイなどは出生140日前から学資保険に加入することが可能となっています。

アフラック夢見るこどもの学資保険の保障内容まとめ

アフラックの夢見るこどもの学資保険を検討する際に、知っておくべき保障内容を以下の表にまとめました。

簡潔に重要なポイントは確認できるので、ぜひ参考にしてください。

保障内容
契約者年齢 満18歳~満50歳
被契約者年齢 17歳払い:0歳~満7歳

18歳払い:0歳~満7歳

10歳払い:0歳~満5歳

出生前加入 出生予定日140日以内であれば契約可能
保険料払込期間 10歳、17歳、18歳
受取総額 120万円から1,500万円まで60万円単位で選択可能
学資金受取時期 学資一時金:満14歳10か月になった後に迎える最初の2月1日

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学資年金:17~21歳、もしくは18~22歳、一括で受け取ることも可能

死亡保障期間 保障が始まる日から学資年金支払開始日の前日まで
保険料払い込み免除特約 あり
保険料支払い方法 ・口座振替

・クレジットカード払い(JCB、アメリカン・エキスプレス、VISA、MASTER)

育英年金 なし
医療特約 なし

アフラック夢見るこどもの学資保険4つのメリット

夢見るこどもの学資保険には、4つのメリットがあります。

4つのメリットを大きく分けると、教育資金に関すること、保険料の支払いに関することに分けることができます。

これから紹介する4つのメリットを知っていることで、夢見るこどもの学資保険を十分に使いこなすことができます。

1.大学生活にかかる費用をしっかりとサポートしてくれる

夢見るこどもの学資保険では、大学4年間でかかる費用を手厚くサポートしてくれます。

大学進学時には、総受取額の約33.3%、その後は基準学資年金の50%を受け取ることができるので、毎年の授業料や留学費用などの足しにすることができます。

また個人病院や歯医者を経営している方、子どもに留学してほしい方などは、普通の大学費用よりも大きな費用が毎年かかってきます。他の学資保険では医大などの教育費用に対応することはできませんが、夢見るこどもの学資保険ならば対応可能です。

受取総額を1,200万円や1,500万円にすることで、医大や歯科大学に通っていても安定した教育資金を毎年受け取ることが可能です。

総受取額を1,500万円にした場合は、基準学資年金に500万円、そして毎年250万円の学資年金を4年間受け取ることができます。

総受取額1,000万円以上に対応している学資保険はほとんどありません。そのため学資保険で医大や歯科大の費用を貯めたいという方は、複数の学資保険に加入するか、1,000万円以上に対応しているアフラックの学資保険などに加入するしかありません。

2.理想的な教育資金受け取りタイミングになっている

教育資金を受け取るタイミングは非常に大切です。理想は、推薦入試やAO入試などが始まる秋までに、まとまった学資金を受け取るということです。

しかし、10月2日から4月1日の間に生まれた子どもは高校3年生の秋ごろまでに学資金を受け取るのは非常に難しいです。ほとんどの学資保険では、学資金を受け取るタイミングは、子どもが所定の誕生日を迎えた後に来る初めての契約日という決まりがあるからです。

18歳満期の学資保険では、子どもが18歳の誕生日を迎えたら学資保険をもらえるのではなく、18歳の誕生日の後に来る契約日に学資保険を受け取ることができるということです。

このルールのため、18歳満期の学資保険では早生まれの子どもが高校3年生の秋までに教育資金を受け取ることは不可能なのです。

しかし夢見るこどもの学資保険では、学資年金支払い開始時期を18歳と17歳から選ぶことができます。

子どもが3月に生まれ、学資保険に5月に加入したとしましょう。18歳満期の場合は、学資年金を受け取る時期は子どもが大学に進学したあとの5月です。それに対して、17歳満期の場合は、子どもが高校3年生の5月に学資金を受け取ることが可能なのです。

3月誕生日の子どもが5月にアフラックの夢見るこどもの学資保険に加入した場合

学資年金支払い開始時期 学資年金を受け取る時期
17歳 高校3年生の5月
18歳 大学1年生の5月

夢見るこどもの学資保険に限らず、他の学資保険に加入する際には学資金支払い時期と契約日に要注意しましょう。

3.クレジットカード払いに対応

アフラックの夢見るこどもの学資保険は、クレジットカードで保険料の支払いを行うことができる数少ない学資保険です。学資保険の保険料をクレジットカードで支払うことができるメリットは、ポイント還元を行うことができるからです。

夢見るこどもの学資保険料を支払うことができるクレジットカードは4つ。JCB、アメリカン・エキスプレス、VISA、そしてMASTERです。

クレジットカード会社にもよりますが、ポイント還元率が1.75%以上というものもいくつかあります。

例えば、毎月の保険料が1万5千円とします。この保険料をポイント還元率1.75%のクレジットカードで1年間支払ったとしましょう。還元されるポイントは以下の計算式で出すことができます。

1万5千円×12か月=18万円
18万円×0.0157=3,150円

1年間で3,150円分のポイントを、学資保険料金の支払いで得ることができるのです。もし0歳から18歳までクレジットカード払いしたら、556,700円ものポイントを還元できたことになります。

クレジットカード払いをメインとしている方には、大きな魅力になりますよね。

4.義務教育期間中に保険料の支払いを終えることができる

夢見るこどもの学資保険では、17歳・18歳払い済みのほかに、10歳で保険料の支払いを終えることも可能です。

10歳で保険料の支払いを終えることで、以下の2つの大きなメリットを受けることができます。

  1. 返戻率が上がる(詳しくは他の記事で紹介しているので、ぜひ見てみてください)。夢見るこどもの学資保険の場合は、10歳払いにすることで返戻率は2%もあがります。2%は小さな数字ですが、払込保険料総額で見た場合は約4万円も変わってきます。
  2. 義務教育期間中に学資保険の支払いを終えることができるということ。義務教育中は、高校・大学時と比べてお金はあまりかかりません。また児童手当も中学卒業まで毎月受け取ることができるので、教育費用が家計を圧迫するということはほとんどありません。

義務教育期間中に学資保険の支払いを終えると、のちのち楽になります。高校3年間では、約200万円の教育費用がかかります。それらに加え、毎月の固定費、ローンなども払わないといけないかもしれません。そうなれば毎月の学資保険料が大きな負担となる可能性は高いです。

当たり前ではありますが、支払期間が短いと毎月の保険料は高くなりますので、経済的に余裕がある方は、10歳払いをするのがおすすめです。

アフラック夢見るこどもの学資保険2つのデメリット

夢見るこどもの学資保険には4つの魅力的なメリットがありました。しかし、夢見るこどもの学資保険には、絶対に知っておくべき大きなデメリットが2つあります。

それが元本割れをほぼ確実に起こすことと、厳しい契約可能年齢です。

1.元本割れがほぼ確実

夢見るこどもの学資保険は、以前は返戻率が高い人気商品でした。現在でも、「夢見るこどもの学資保険は返戻率が高くておすすめ」と書いているサイトはいくつかあります。

しかし、2017年4月に行われた保険料値上げの影響で元本割れがほぼ確実な商品となりました。元本割れとは、総受取額が総支払額よりも少なくなることで、返戻率は100%以下です。

例えば、200万円保険料を支払ったのに、受け取った額の合計が180万円だったら元本割れをしているということです。夢見るこどもの学資保険では、10歳払いを行っても元本割れを起こしてしまいます。貯蓄型の学資保険である夢見るこどもの学資保険が、元本割れを起こすのは大きすぎるデメリットです。

医療特約や死亡特約などの保障が厚い学資保険ならば、特に大きなデメリットにはなりませんが、アフラックの学資保険は特に手厚い保障も付いていません。このままだと、確実に夢見るこどもの学資保険の人気は下がるでしょう。

アフラック夢見るこどもの学資保険年齢別の返戻率・保険料まとめ

ここからは受取総額300万円、被保険者0歳、男性の契約者の年齢を変えたシミュレーション結果を紹介します。以下の表が、シミュレーション結果です。

払込期間18歳でのシュミレーション

契約者年齢 毎月の保険料 払込総額 返戻率
20歳 14,390円 3,108,240円 96.5%
30歳 14,430円 3,116,880円 96.2%
40歳 14,630円 3,160,080円 94.9%
50歳 15,100円 3,261,000円 91.9%

払込期間10歳でのシュミレーション

契約者年齢 毎月の保険料 払込総額 返戻率
20歳 25,140円 3,052,800円 98.2%
30歳 25,460円 3,055,200円 98.1%
40歳 25,590円 3,070,800円 97.6%
50歳 25,960円 3,115,200円 96.3%

最も高い返戻率でも98.2%で、約5万円も損することになります。2017年4月現在、夢見るこどもの学資保険で元本割れを回避する術は、ほとんどありません。

夢見るこどもの学資保険の他にも、たくさん学資保険はあります。特にソニー生命、JA共済、明治安田生命などの学資保険は返戻率が高いです。1度比較して見るといいでしょう。

2.厳しい契約可能年齢範囲

夢見るこどもの学資保険の契約可能年齢は、契約者・被験者ともに少し厳しいです。

17歳・18歳払い込みの場合では、被契約者は0歳から満7歳まで、契約者は満18歳から最大で満50歳までです。

10歳払い込みの場合は、被契約者が0歳から満5歳までしか加入できません。

契約可能年齢が狭いので、高齢出産した方や祖父母が契約者になるのは難しいかもしれません。

アフラック夢見るこどもの学資保険まとめ

夢見るこどもの学資保険には4つのメリットがありましたが、元本割れをほぼ確実に起こすという大きすぎるデメリットがありました。

まだ他の学資保険を見ていない人は、ぜひ1度目を通してみてください。

保険料値上がりの影響で全体の返戻率は下がりましたが、それでも高い貯蓄性を保っている学資保険はいくつかあります。

学資保険選びでは、さまざまな商品を比較検討してみて、あなたのライフプランに合ったものを選ぶことが大切です。

当サイトでは、ほかの学資保険のメリット・デメリットも詳しく解説していますので、一度目を通してみてください。

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